翁川 花伊子(おいかわ けいこ)

大学で10年間講師を務めたのち、女性の日常生活と人生の深み・多様性に寄り添いたいという思いが強くなり、相談室を開業。

 

「心は関係の中で育まれる」という立場からの「関係」を大切にしたカウンセリングと、野口整体をベースにメディカル・アロマなどを取り入れた「体」への療法を提供している。

 

日々の暮らしに役立つリベラル・アーツの提供をモットーに学ぶ会や読書会を毎月開催、また、自治体における子ども子育て審議会委員、男女共同参画プラン推進会議委員などを務めるなど、女性と子どもをめぐるコンサルティング・コーチング・アウトリーチ活動もおこなっている。

  

子どもの心と体の健康な育ちについて、西洋の児童精神分析と発達心理学、東洋の野口整体の子育て法から研究するほか、人間のいのちの育ちを伝承してきたグリム童話や昔話の大切さに気づき、それらを現代的にアレンジすることを目指した雑誌『子どもとコミュニティ』の編集長を務める。

 

2008年 名古屋大学大学院社会環境学専攻科社会学講座博士後期課程満了博士(社会学)/現象学的関係療法カウンセラー専門社会調査士/日本学術振興会特別研究員DC&PD・日本福祉大学・椙山女学園大学・藤田保健衛生大学講師を歴任。

 

(共著)『いのちとライフコースの社会学』弘文堂

(共著)『社会福祉士 速習レッスン』ユーキャン

他、著書・論文・学会報告等多数。

 

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成熟した生き方の深い味わいと自由

私が生まれたのは1970年代で、ちょうど、高度経済成長期が終わる頃でした。学生時代はバブルが崩壊した就職氷河期で、ロスト・ジェネレーション(失われた世代)と呼ばれました。

 

新自由主義が入ってきて、競争が激化し「格差」という言葉ができました。「既婚/未婚」「正規職/非正規職」で勝ち負けを競うような社会意識がメディアで流行したのもこの頃です。

 

誰もが、「失敗」を恐れるようになったのではないかと思います。一度の失敗が許されない、次のトライを応援されないのなら、それは人生をないがしろにしかねないように思います。

 

いま、必要なのは、子どもが何度も転びながら歩けるようになるように、「トライ&エラー」を応援してくれる関係性です。

 

私は長年、現象学的社会学を専門としながら、なぜが縁あって、女性の生き方や家族関係や支援のあり方のことなどに取り組んできました。どこにでもいる、しかし、「ひとりの女性」として自分自身の生き方に悩み、トライ&エラーの道のりでした。失敗もたくさんしましたし、もちろん、たくさんの傷も負いました。

 

しかし、人生の中盤に入り、失敗や傷が錬金術のように変容することを体験しました。

 

もちろん、そのプロセスはたやすいものではありませんでしたが、心の変容を応援してくれる安定した関係性があることがどれだけ力になるのかを深く知りました。

 

子育てと女性のための野口整体、現代日本人の心性に合った精神分析・発達心理学・関係療法などを、自分自身のテーマとともに学びました。

 

それらを経て、人間の心的変化の不思議さと大切さを改めて知り、現在に至っています。

 

「人生の正午」と呼ばれる中年期に、生活や仕事や家族関係などがこれまで通りに進まなくなることがあります。それは、人生の危機でもあり好機でもあるのです。

 

当相談室が、みなさまの人生の転換期をサポートできますことを、心から願っています。

 

あなたがご自身のことを大切にした人生を歩んでいけるよう、心から応援します。