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「さんごの暮らし相談室 月と太陽」という名称は、「産後」と「珊瑚礁」の意味をもっています。

 

珊瑚礁は満月に産卵することから、古来から、女性の象徴であり、お守りとされてきました。

 

産後は、女性の生まれ変わりの時期です。

 

アイデンティティや生き方が大きく変わるこの時期を健やかに経過すると、その後の子育てや家族関係が良好になります。 

 

戦前まで、女性の産褥期を支えてきた土着的ネットワークが希薄になった現代、産後にトラブルや悩みを抱えるのはごく当然のことです。

 

女性の産後の大切さを多くの方に知ってもらいたいという思いと、多くの女性に産後という好機を活用してご自身の人生をより豊かにしてほしいという思いがあります。

 

この相談室を創設する前、大正時代に活躍した女性活動家の平塚らいてうの夢をみました。

 

婦人参政権獲得などに貢献したと教科書では学んできましたが、らいてうが「女性の精神的自立」のために活動してきたことを知ったのは、この夢をみた後でした。

 

らいてうの活動の軸は「平和」への希求であり、そのために「子育てと女性と社会」との関係やあり方について、当時、さまざまな議論を残しています。

 

与謝野晶子との間に繰り広げられた「母性保護論争」は、「女性を家に縛り付けるもの」だとして第二派フェミニズムからも批判されました。

 

しかし、らいてうの主張は、女性にいわゆる「良妻賢母」を求めるものどころか、女性の自由と精神的自立こそが人類の平和を導くと考えていました。

 

らいてうは、現代でいうところの夫婦別姓で独立戸籍のもとに愛するパートナーと結婚し、二児を授かりました。

 

子どもを授かったあとは、社会活動よりも子育てに尽力したため、周囲の活動家たちからは批判も受けました。

 

貧しいながらも、生活に工夫を凝らし、愛のある結婚生活と子育てを生涯に渡り送りました。

 

そのらいてうが創った雑誌『青鞜(せいとう)』は、「原始、女性は太陽であった」という言葉で始まります。

  

―― 原始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。

 

 今、女性は月である。他に依って生き、他の光によって輝く、病人のような蒼白い顔の月である。

 

 私共は隠されて仕舞った我が太陽を今や取り戻さねばならぬ。 ――

 

「月と太陽」は、深層心理心理学では「錬金術」のメタファーです。

 

また、「月と太陽」「陰と陽」など相反するものの統合は、ホリスティック医学の考え方でもあります。

 

それは古来から、世界中でさまざまな文献に出てくる、人間の「生」の深みを表しています。

 

当相談室は、こうした先人たちの意志の重みを感じつつ、現代の私たちにいっそうの健やかな暮らしを支援したいという思いがあります。

 

みなさまの暮らしにご活用いただければ、これほど嬉しいことはありません。 

 

 

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当相談室では、現象学的関係療法(略:関係療法)というカウンセリングをご提供しています。

 

これまでの心理カウンセリングを尊重しつつ、現象学の流れを汲む精神分析と愛着理論のエビデンスevidenceを取り入れ、カウンセラーとクライアントとの「関係性」を大切にした療法です。

 

近代科学の中で、エビデンスは客観的であることや量的データに基づいていることが確からしいとされ、証拠・証明できると考えられてきました。

 

統計学が必要であることはいうまでもありませんが、統計学的な客観性だけでは証明しきれないこともたくさんあります。看護学などの領域では、人と人との主観的対話と身体的かかわりなどの質的データからエビデンスを出しているグラウンテッド・セオリー・アプローチもあります。

 

したがって、私たち「人間」のことをめぐっては、エビデンスをどう考えるかという科学の成立自体をも見据えた考え方が、とても大切になります。

 

現象学におけるエビデンスとは、「関係性の中で立ち上がってくるもの」だと考えられています。

 

これは、カウンセリングの場面では「転移」「逆転移」「投影」「投影同一化」といった現象と深く関係してきます。

 

投影というのは、自分ひとりで取り扱うことが難しい心のテーマを、他者に対して影として投げ込むことです。

 

影を投げ込まれた相手は、自分のものではない影ですから、不快感や倦怠感などを感じます。一般的な人間関係の中でもよく起こる現象ですが、カウンセリングの場面ではカウンセラーがこれらの現象を適切に取り扱うことで、癒しがもたらされます。

 

自分の中にある、しかし、自分ひとりでは決して手の届かない「痛み」。

 

こうした「痛み」をカウンセリングという関係性の中でひとつひとつ癒していくことで、人間の「主体性」は育まれていきます。

 

主体的な生き方とは、自分を大切にした生き方のことです。人間は、自分を大切にするから、他者のことも尊重できるのです。自分を大切にすることがあってはじめて、他者への寛容性が生まれます。

 

日本では、「自分のことは後回しにしてでも他人のことをやる」のが美徳とされてきたため、自分を大切にするということに難しさがある方が多くいます。この点も、当相談室では丁寧にサポートしています。

 

自分を大切にしたうえでの自由とは、社会的文脈の中に改めて自分を見出すことでもあります。

 

自分を大切にするとは、自己中心的なものではなく、ナルシシティックなものでもなく、他者との良質な関係性の中に生きることへの成熟した自由だといえます。

 

ご自身が取り組みたい・解決していきたい「目的」がはっきりとされている方には、カウンセリングをおすすめしております。

 

もちろん、まだ「目的」がはっきりわからないという方、何だか言葉にできない倦怠感や抑うつ症状がおありの方も、カウンセリングの中でご一緒に考えていきますのでご安心ください。

 

気がかりな身体症状がおありの方、言葉で話すことがうまくできない方には、まずは野口整体をおすすめしています。また、赤ちゃんやお子さまにも、野口整体をおすすめいたします。

 

どちらから取り組んだらよいかわからない方は、どうぞお気軽におたずねください。

 

  

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関係療法は、今日の日本で多くの人びとが悩んでいる病理である「隠れ自己愛性パーソナリティ障害(closet-narcissism)」「境界性パーソナリティ障害(borderline personality disorder)」「解離(dissociation)」を改善していくうえで、不可欠なものだといえます。

 

隠れ自己愛性パーソナリティ障害は、アダルトチルドレン、共依存、DV、不登校、発達障害、引きこもりなどの家族病理と密接に関係しています。また、生き辛さ、居場所のなさ、自分のなさ、などの感覚とも関係しています。

 

日本社会では隠れ自己愛性パーソナリティ障害の心性をもちやすい文化的・歴史的土壌があります。したがって、身体性に刻み込まれたハビトゥス(habitus)としての側面もあるので治癒プロセスはやや複雑で時間がかかりますが、長期的な取り組みによって改善していくことが期待できます。

 

境界性パーソナリティ障害は、近年、増加している傾向にあります。摂食障害、リストカット、自傷的ともいえる性関係などとも深く関係しています。また、いわゆるトラブルメーカーとして関係性の中で「やっかいもの」扱いされてしまうこともあり、そのことが本人を尚さら苦しめることになっているのが現状で、従来は治癒が難しいともいわれてきました。

 

自分自身へのバッシングや自己価値の切り下げ、他者からどう思われているのかを過度に気にしてしまうことなどから、関係性の障害ともいわれます。

 

当相談室では、境界性パーソナリティ障害に対して主にマスターソン・アプローチを用いながら、総合的かつ根気強くサポートいたします。境界性パーソナリティ障害は人間が「主体的な自分になる」ところの手前の心的発達プロセスが停滞しているための苦しみや心身症状でもあります。そのため、心の自己活性化をサポートすることが大切です。

 

解離についてごくわかりやすく言うと、「痛み」の切り離しです。生き延びるための工夫として、人間の脳はあまりにも痛みをともなう出来事を解離します。解離した痛みが消えてなくなることはありません。しかし、自分自身で気づきをもつことはないので、必ず、関係性の中で強い感情をともなって現れます。

 

「ここに触れられるとなぜか怒ってしまう」というような場合には、解離が考えられます。特に、現代には「小文字の解離」を抱えている方が多いといえます。解離は安定した関係性のもとになされるカウンセリングの中で、いずれは浮上し取り戻されていきます。それには、解離について習熟し、慈愛と敬虔さに満ちた関係性が欠かせません。

 

 

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  当相談室の現代野口整体(略:野口整体)は、従来の野口整体のエッセンスを引き継ぎつつ、「子育て」と「女性」にフォーカスしたものになっています。

 

野口整体は、野口晴哉氏が大正時代にまとめた操法で、今日では代替医療や自然療法として定着しています。

 

この野口整体による子育て法は、西洋のフォーカシング、愛着理論、対象関係療法などと密接に関係しています。

 

野口整体の子育て法は、親子の愛着関係を大切にし、子どもの心と体の自発性を尊重し、丈夫な自我と主体性を育み、自立できる心と体の育みを目的としています。

 

野口整体を通した子育ては、ほんとうに楽しくて、子育ての不安がなくなり、親子の絆が深まります。

 

当相談室は「子育ての文化」としての野口整体をお伝えしており、多くの方にご活用いただいています。

 

野口整体にもし難しいことがあるとすれば、「日々、地道に続けること」が大切なことです。

 

毎日の暮らしに、ご家庭でも取り入れやすい子どもや女性向けのメディカル・アロマオイルなども用いていますので、お気軽におたずねください。

 

 

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こころが変化・成長・成熟するときには、安定した関係性が不可欠です。

 

それは、子どもが重要な養育者(母性的なもの)との関係の中でこころを育むことと相似形です。また、同時に、父性的なものも不可欠です。母性的なやりとりの中で「自分の核なるもの」を育み、父性的なやりとりが「他者や社会で自分を表現するときの心的態度のしなやかな強さ」を育みます。

 

近年、多方面から注目されている古くて新しい療法に、愛着アプローチがあります。もともとは、乳児精神科や児童精神科の領域で蓄積されてきたものです。 

 

人間が他者との関係を築くにあたっては、重要な養育者との関係でなされてきた応答関係(コール&レスポンス)が、その人のコミュニケーション・パターンに大きく関与します。

 

しかし、重要な養育者との応答関係の中で何らかのつまづきがあったり、うまくコールを受け取ってもらえなかった体験などがあったために、大人になってからも他者との関係が難しくなっているケースが増えています。

 

発達障害といわれている方で、実際のところは、愛着パターンに難しさがある方も多くいます。

 

当相談室では、調律のとれた応答関係である愛着をとても大切にしています。

 

親密な関係性でのコミュニケーションがうまくいかない、他者とかかわるときにいつも心にさざ波のようなざわめきがあるなどの場合には、カウンセラーとの関係性の中で愛着関係を築き直していくことで改善が期待されます。

 

母性的なものと父性的なもの、心が成長するときの一時的な危機状態、これらは専門用語では「コンテイナー」や「コンテイニング」や「エナクトメント」といったことに関係します。

 

より詳しくお知りになりたい方は、学ぶ会や読書会でもお伝えしていますので、ぜひご活用ください。定期的に開催しており、メールでご案内のお便り(メールマガジン)をお送りしています。

 

 

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 子どものことで気がかりなことがおありな保護者の方からも、カウンセリングをご利用いただいています。

 

子どもが集団に馴染めない、じっとしていない、言うことを聞かない、幼稚園や学校に行かない、朝起きられないなど、子育てをしているとさまざまな気がかりがあります。

 

児童精神分析のクライン派による対象関係療法の臨床知見は、まだ日本ではあまり知られていないようです。

 

例えば、小さな子どもが親に向かって泣きわめくというような行動は、心の発達のプロセスにおいてごく自然なことでもあります。

 

子どもの心が個としてまとまっていくプロセスには、一見すると驚くようなことがあります。

 

しかしそれらを知ると、親として子どもへの関わり方がわかり安心できます。

 

そのため、お子さまご自身が受けるよりも、まずは保護者の方からお話をお聞きしています。 

 

もちろん、お子さまとご一緒にカウンセリングを受けることもできますので、ぜひご一緒にお越しください。

 

当相談室では、複数領域における良質なエビデンスをお伝えしながら、保護者の方が安心して子育てできるようにサポートしていますので、どうぞお気軽にご相談ください。

 

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女性が自分のやりたいことを仕事にするという意味で、「自己実現」という言葉を用いたいと思います。

 

現代は、女性もさまざまな分野でその能力を活かせる時代になりました。

 

しかし一方で、労働者としては非正規雇用や低賃金といったかたちで資本主義の成立以来いまもかわらず搾取され、働くことに大きなストレスがかかっています。

 

ましてや、出産・育児を経た女性たちは、それぞれの事情によって再就職することに難しさがあることもあります。

 

女性が、子どもを産む・産まないにかかわらず、自分のやりたいことを仕事にして持続的に働くにはどうしたらよいのか。

 

子育てをしながら、自分のやりたいことを仕事にしていくにはどうしたらよいのか。

 

いまの仕事にやりがいや生きがいを感じるには?

 

主体的な働き方と心の持ち方を学ぶことは、自分で人生の舵取りをすることにつながります。

 

特に、女性は中年期以降、大きな転換点を迎えることがあります。

 

ユング派の河合隼雄、E.ノイマンらはこのことを早くから着目し、カウンセリングの中で取り組んできました。

 

当相談室では、彼らの遺産を引き継ぎつつカウンセリングに加えて、社会的文脈、経済的文脈などからも支援しています。

 

どうぞお気軽に、お問い合わせください。  

 

 

 

 

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✓ 懸命に生きてきたけれど、なんとなくしんどい思いがある。

✓ ご自身の能力が、きちんと評価されていないと感じている。

✓ 気づけばいつも周りのことを気にかけていて、対人関係でストレスがある。

✓ 人に甘えることが苦手で、人に甘えることは自立できていないと思っている。

✓ 人がどう思うかが気になったり、周りのまなざしが気になってしまう。

✓ 家族や世間の中で、浮いた存在や逸脱した存在として認識されてきた。

✓ いつも同じパターンで怒ってしまう、そこに触れられると痛いというテーマがある。

✓ 集団や組織の中で、何だかいつも損な役回りばかりやってしまう。

✓ 他の人と同じようにできないことに、劣等感や孤独感を感じている。

✓ 自分は世間からずれているのではないかと感じる。

✓ 結婚・出産・産後・子育てを機に、ストレスフルな状況にある。

✓ 産後うつ、産後クライシスかもしれない。

✓ 子育てのことで、人に言えずに悩んでいることがある。

✓ パートナーとの確執・離婚のことで悩んでいる。

✓ 異性やパートナーとうまくいかなくて悩んでいる。

✓ 経済やお金のことで言えないことや傷ついたこと、お金について考えるのが苦手で困っている。

✓ ダブル・バインド(矛盾するメッセージによる二重拘束)にさらされている気がする。

✓ 家族のことや親のことを、「重たい」と感じてしまう。

✓ 先が見えなくて、不安を感じている。

✓ 問題を先送りしていることに、罪悪感がある。

✓ 自分のことや社会のことをもっと深く知りたいと思っている。