ごあいさつ

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    ようこそ、さんごの暮らし相談室 月と太陽へ。

     

    海の香りが風にのって届く、自然豊かな里山にある女性のための相談室です。

     

    ささいなご相談、これまで誰にも言えなかったご相談、言葉にしにくいご相談、強烈な痛みや悲しみの記憶、身体に現れている慢性的な症状のご相談など、心を込めてお受けしています。

     

    ・「自分らしく」生きたい方

     

    ・ご出産後の方、子育て中の方

     

    ・子どものことで気がかりなことやご心配なことがある方

     

    ・イライラしてしまう、やり場のない感情に振り回されてしまう方

     

    ・子どもを健康に育てながら、ご自身のやりたいこととを両立させたい方

     

    ・ご自身の中にある能力を社会で表現したい方

     

    ・ご夫婦の関係のことで疑問や違和感ややりにくさがある方

     

    ・実母や実父との関係のことでやりにくさやトラウマ的体験がある方

     

    ・過去の人間関係でのトラウマ的体験がある方

     

    ・大切な人との喪失や失恋の痛みを癒せないままでいる方

     

    ・これまでやりたいことにトライしてきたけれど、何だかうまくいかなかった方

     

    ・自分にはとてもできない…とお思いの方

     

    ・ご自分を大切に生きたい方

     

    など・・・

     

    ぜひ、お問い合わせください。

     

    心から、お待ちしております。

     

     

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    この相談室を開設する前、私は大学で研究・教鞭をとっていました。そのときは、現象学的社会学という社会学の一分野を専門にしていました。

     

    そもそも大学での専攻を決めるとき、社会学・心理学・哲学の3つの学問のどれを専攻するか、たいへん悩みました。当時も心理学にとても興味があったのですが、心の問題を個人の問題に還元する個人心理学に違和感がありました。なぜなら、私の悩みはいつも他者と関係していると感じていたからです。

     

    「なぜ人は生きるのか」「なぜ私は生まれたのか」などの哲学的問題にもとても興味があったのですが、形而上学的なことを日常生活の中にどのように活かせるのか、疑問が残りました。そこで、これらすべてを解決してくれそうな、社会学を専攻することに決めました。

     

    私が社会学を学んだ時代は、ちょうど日本の社会学の黄金期ともいえる時代で、あらゆる優れた理論が出揃った時代でした。自己物語論、アイデンティティ論、フェミニズム、ジェンダー論、家族関係論、社会心理学、発達心理学、ポストモダン論、グラウンテッド・セオリー・アプローチ、ドラマトゥルギー論、ラベリング理論、構築主義、相互行為論、身体論、文化人類学、記憶論、現象学、現象学的社会学、現象学的相互行為論などを、まるで乾いたスポンジが水を吸い込むように吸収しました。

     

    大学2年生のときに、現象学的社会学者の西原和久先生の講義で初めて間主観性」「現象学的還元という言葉を知ったとき、「これだ!」と直観したあの日を、いまでも昨日のことのように想い出します。A.シュッツの「関係性の網目」「相互同調関係」、W.ジェームズの「多元的宇宙論」、E.レヴィナスの「絶対的他性」など、どれもすべて日常生活世界のリアリティを科学的に説明する素晴らしい理論です。

     

    大学院時代には女性支援をしているNPO等にもかかわり、寿町でソーシャルワーカーをされたのちに愛知県立大学に赴任された須藤八千代先生に招かれ、政令指定都市のDV防止センター立ち上げ研究会の事務局をやらせていただきました。「女性相談」の深みについて知ったのは、須藤先生との出会いによってです。

     

    その後、実父が癌になり、本人の意思で自宅で看取ることになりました。自宅で父を看取るうえで、一番たいへんだったのは、家族や親族たちを説得することでした。しかし、穏やかに安らかに息を引き取った父を見て、家族・親族は心から納得したようで、残された人間のグリーフ・ケアはとても豊かなものになりました。

     

    このときの看取りの現象学的記述は、看護ケアの現象学を研究されている西村ユミ先生の研究会から依頼を受け、報告させていただきました。父が私に残してくれた、とても大切な財産です。

     

    戦後、人間が生まれる場所と死ぬ場所は、家から病院へと急激に移行しました。それまで、日常の中にあった生死が、生活の中から切り離されたのです。今日では、生死が生活から切り離されていることに疑問を感じ、人間の生命を尊重するターミナルケア・在宅医療も進んできています。

     

    博士論文では、「他者を理解することは可能なのか」という問いを考察しました。結論は、他者を〈理解〉することはできない、という態度から始めねばならないというものだったのですが、のちに出会うことになった関係療法において、自分が導き出したこの知見が関係療法におけるカウンセリング技術のひとつの鍵であることを知りました。「他者を〈理解〉することができない」からこそ、癒しをもたらす深い共感は生じるのです。

     

    それから、東日本大震災が起こりました。私は関東で被災したのですが、多くの人びとにとってそうだったように、私にとってあれほどの驚愕体験は初めてのことでした。震源地近くで被災された方々のことを思うと、いまでも深い悲しみで胸が痛みます。関東の避難所にボランティアに行ったのですが、そこで目の当たりにしたのは、メディアで流れるような話とはちょっと違う現実でした。痛みの共感ということについて、また、支援ということについて、改めて深く考えるきっかけとなりました。

     

    私自身の子どもが誕生しました。このときに初めて知ったのは、私自身の子どもの産み方・育て方の無知さでした。しかしこれは当然でもあります。現代社会では、子どもを産むことや育てることについての叡智やノウハウや感覚を教えてもらえる場所も機会もほぼありません。私が幸運だったのは、自分の無知さを知ったことと、それと同時に、いのちを産み・育むためのあらゆる叡智・ノウハウ・感覚を体系化してきた野口整体と出会えたことでした。

     

    今日では自然療法として有名な野口整体ですが、私が師事した先生は産後前産・赤ちゃん・子どもへの操法を得意とされる稀有な野口整体の指導者であることは、さらに幸運なことでした。何よりも、この小平整体塾の高橋秀和先生との出会いを導いてくれたのは、いわゆる「手のかかった」私の息子のおかげであり、感謝し尽せません。

     

    私にとって、野口整体は現象学的社会学の実践であり、たいへん腑に落ちるものでした。高橋先生は、超越的な立場から指導されることはなく、積極的に地平を共有し私自身が家族に整体できるよう、自然に指導してくれました。あとから知ったのですが、このような野口整体の指導者はほとんどいないようです。野口整体の始まりが高橋先生でなければ、もしかしたら私は野口整体をやっていなかったかもしれません。

     

    それから、プロセスワークと出会うことになりました。しかし、プロセスワークそのものというよりも、プロセスワークを日本に導入した富士見ユキオ先生と岸原千雅子先生が関係療法を展開された時期に、おふたりに師事することができました。これもまた、幸運としかいいようのないことでした。

     

    関係療法は、個人の心について関係性を踏まえて捉える立場であり、また、人間の心の成長と発達人間の主体化は関係性の中でなされると考える立場です。現代人の心性にぴったりと合い、現代人の心の悩みに結果を出すことを追究した関係療法は、これもまた現象学的社会学の実践でありました。

     

    私がこれらとの出会いに驚いたのは言うまでもありません。なぜなら、大学で研究・教鞭をとっている間、私を日々悩ませていた「あなたは現象学をどうやって実践・実証するのだ?」という質問に、やっとレスポンスができるようになったからです。

     

    自己とは何か」「家族とは何か」「女性はどう生きるべきか」という、若き頃の私の疑問はこうして解かれたのです。

     

    ある心理学者によれば、子どもに「僕はどこから生まれてきたの?」と聞かれたとき、「あなたは宇宙から生まれてきたんだよ」と応えると、子どもは安心すると言います。確かに、私たちの人生は、その始まりから終わりまで、神秘性に満ちています神秘的な存在である人間が、その生をいきいきと充実させるには、合意的・合理的な現実社会との調和が不可欠です。

     

    様々な学問領域を経験してきたからこそ、安定感・持続性・自律性のある総合的なセラピーをご提供できています。

     

    日本では、まだ心理カウンセリングに躊躇のある方も多いようですが、カウンセリングにおける〈言葉の力〉には、私自身、言葉の可能性をみるようで驚いています。霊長類研究者の山際寿一先生は、「人間は共感を拡げるために言葉をもったのではないか」と言われていますが、日々、人類の進化の秘密に触れるようです。

     

    日本人にとって、身体に触れる手技は馴染みあるもののようです。現代人に見合った野口整体をおこなうカウンセリング整体もあります。特に、赤ちゃんや小さなお子さまの症状や気がかりの改善におすすめします。

     

     

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